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念願のハマム体験【Cemberlitas Hamami】

あぁ、忘れられないハマム体験のことを書くのを忘れていました。

トルコ最終日の夜ご飯前。
ハマム体験をどうしてもしてみたくて、
「Cemberlitas Hamami」へ行ってみました。

 

INDEX

ハマムってなに?

 

ひとことで言うと「イスラムの伝統的な蒸し風呂」のこと。
お湯につかる日本の温泉と言うよりは、岩盤浴に近いです。
蒸気がむんむんとした空間の中、巨大な大理石の台の上で身体をあたため毛穴を開かせるシステム。

イスタンブールには、歴史的建造物を利用した観光客向けのハマムが数軒あります。
そして、垢すりやマッサージを体験できるのが特徴です。

特に垢すりの後の泡に包まれる感覚は今まで体験したことがないほどの至福感に包まれます。

 

実際に入ってみたハマムのシステム

 

Step 1. 支払いを済ませ脱衣所へ

 

中に入り、カップルふたりお願いしますと伝えて先に支払いを済ませます。

<この旅で私たちがお願いしたプラン>
ハマム入場+垢すり+泡マッサージ・・・69TL/人(≒2,800円)

そして、女性は右へ、男性は左の扉へ進みます。

ここからは、私ひとり。
英語もトルコ語も話せないのでちょっと不安です。

中へ入ると大きな脱衣所があり、
私は小さな個室に案内されました。
そこには鍵付きのボックスがあり、貴重品と着替えを入れておくようです。
そして一緒に渡されたのは赤と白のコットンの大きめの布、
ケセ(垢すり用ミトン)と使い捨てショーツです。


相方が撮影してくれました。男性用の個室。
私が案内された個室はもう少し広めでした。
個室は大小さまざまたくさんあります。

私は使い捨てショーツのみを身につけて、コットン布を身体にまとい、
持参したシャンプーとリンス、ケセを持ち、個室にあるサンダルを履いて個室を出ました。

案内してくれた人が、次のエリアへ誘導してくれます。

脱衣所を出たところであかすり担当のおばさまとバトンタッチ。

そして、熱気で包まれた大きなお風呂エリアへ案内されました。

 

Step 2. いよいよハマムの浴室へ

 

私達が訪れた「Cemberlitas Hamami」。
1584年に天才建築家ミマール・スィナンによって建てられた歴史的建造物だけあって見応えたっぷり。

とっても大きなスペース。
中央の屋根にはドーム、その下に1段高くなった大理石のエリアがあります。
この大理石エリアで寝そべって待っててねとおばさまがジェスチャーで伝えてくれます。
周りを見ると、座ったり寝そべったり女性の人たちがのんびり過ごしていました。


(HPより画像お借りしました。)

大理石の台を触ってみると結構熱い!
身体に巻いていたコットン布を敷いて、うつぶせに。

寝そべってみるとこの大理石がとっても暖かくて気持ちいい。
そして蒸気も暖かいのでじわっと汗が出てサウナの中の気分。
目をつぶると、お風呂特有のエコーがいい子守歌に聞こえてうとうと・・・

寝そべってふんわりいい気分になっていると、
あかすり担当のおばさまが途中お湯をざぶざぶかけてくれます。

Step 3. 垢すりとシャンプータイム

 

そしてしばらくして、垢すりがはじまりました。
一気に血流が流れ始めたような感覚に陥ります。
痛くもなくちょうどいい強さ。
途中でおばさまに「強さはどうか?」みたいなことを聞かれます。
言葉はわからないのに不思議と雰囲気で伝わるので不思議。
(気持ちいい)とトルコ語で伝えてみました。
おばさまにっこり。伝わったようです。

全身のあかすりが済むと、
おばさま、あっという間に洗面器の中にもこもこの泡を作ります。
この泡が私の背中から足まで身体全体を包み込んで、マッサージが始まりました。
これがまた至福の時間・・・初めての感覚です。むっちゃ気持ちいい!!
今まで経験したことないぐらいの気持ちよさ。
このままずっと続けて欲しい。。。


(HPより画像お借りしました。)

と思っていたら、お湯を全身にかけられて夢から現実に引き戻されました。

この後、壁際に移動してシャンプータイムです。
持参していたミニボトルのキャップを開けるタイプのシャンプーは開け方がわからないから開けてと言われました。
日本のキャップはトルコにはないタイプなのかな。

そして、今までの至福の時間が嘘のように、
頭の上から容赦なくお湯をかけられます。
シャンプーもゴシゴシと。
子供の頃のように、やられるがままのシャンプータイムが終わりました。
息するタイミングがわからず、陸の上でおぼれそうだった。。。

Step 4. 全てが終わり脱衣所へ

 

と、ここまでで私のプランは終わりだそう。
最初に案内された脱衣所の部屋に案内されました。
木製の脱衣は入浴後の休憩室も兼ねているようです。


(HPより画像お借りしました。)

まわりを見渡すとチャイを飲みながら雑談している方がたくさん。
別料金ですが飲み物も注文できるようです。

ここで、あかすりのおばさまに
「あなたは日本人?」と聞かれました。
うなずくと、「OK、OK!」と。

ハテナ?でしたが、そのまま着替えて相方とわかれた入口で合流です。

 

あかすりが終わった後にはチップが必要らしい

 

「OK、OK」の意味がわからず相方に聞いてみました。
すると、どうやら脱衣所まで戻ってきた時点でチップが必要だったようです。

相方は、このタイミングでチップを渡せず(もちろん裸だし持ち合わせてない)、
担当のおじさまに怒られ、罵声を浴びせられたんだとか。
そのおじさま、私たちが待ち合わせた入口まで追っかけてきてました。
チップ・・・あげても良かったみたいだけどしつこさにうんざりして渡したくなくなったそうです。相方は気持ちよかった分ちょっと残念だったようす。

 

 

言葉の壁や、貴重品管理が心配だった私

 

伝えようという気持ちとジェスチャーで意思疎通はばっちり

 

英語もトルコ語もほぼ話せない私。
ひとりで、しかも裸でどこで何したらいいかわからなく途方にくれるのでは?という心配がありました。
でも実際体験してみると杞憂でした。

ここの施設は、観光客が多いからかスタッフの人たちがきちんと誘導してくれます。
料金を支払い女性用の扉から入るときからスタッフが付き添い、脱衣所の説明までマンツーマン。
着替えて鍵をかけたら腕につけてね・・・とジェスチャーでしっかりと理解できました。
終わって外に出るとすぐに私を見つけてくれてまた次の場所まで案内してくれます。
垢すりのおばさまは完璧トルコ語オンリー。
でも、仰向けになってとか次はうつぶせに・・・とかジェスチャーで大丈夫でした。

終わってから考えてみると、何をしていいかわからず途方に暮れるという時間がまったくなかったので、スタッフがうまく連動していることに関心したぐらいです。

貴重品の管理

 

まず、料金先払いで体験前に料金が明確なことがひとつの安心に繋がりました。
体験しながら、これいくら取られるんだろうなんて考えなくていいからです。

そして、貴重品管理はきちんと個人のロッカーがありました。
施錠さえ忘れなければ貴重品を取られるということはなさそうです。
脱衣所も私が利用したところは二人ぐらい入れる小さな部屋で、もちろん私一人で利用しました。

ハマム体験の感想と注意点

 

トルコを訪れたらぜひぜひ体験して欲しい!
あったかい大理石の上でもリラックスできますが、やっぱり泡マッサージ♡
今まで味わったことのない気持ちよさを体験することができました。
細かいサービスや言葉の問題などはありますが、それを超える至福の時間です。

少しだけ注意点もあります。

クレンジング、化粧水などアメニティはないので持参すること。
シャンプーは準備あるようですが、持参すればそれを使ってもらえます。

それと、コンタクト。
事前にシャンプーが激しいと知っていたため、着替えるときに外しました。
ハードコンタクト使用なので心配だったのですが、ソフトだとそのまま使用しても大丈夫かと思います。
気になる方は外しても、転んだりすることはなかったです。

初めてのハマム体験は、帰国日。
もっと早く知っていたら何度か通ったかもしれません。

帰国寸前の訪問はオススメです。
空港でシャワーもすっきりしますが、トルコらしい締めくくりにハマム体験をぜひ。




 

【Cemberlitas Hamami】

Vezirhan Cad. No: 8, 34440 Çemberlitaş / İstanbul
+90 212 522 7974
Open 6:00~24:00
Close 無休
HP http://www.cemberlitashamami.com/

料金:ハマム入場+垢すり+泡マッサージ 69TL/人
その他、入場のみ、ケセ付き、フェイシャルなど50~200TL
コメント: 所用時間 70分(泡マッサージ後の自由時間により異なる)
アクセス:トラム(T1) Cemberlitas駅から徒歩1分

初めての夫婦ふたりトルコ旅行【2011年11月】

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