アマルフィ滞在中、日帰りでカプリ島へ。
フェリーチケットも無事に購入&乗船できてカプリ島へ降り立ちました。
INDEX
青の洞窟を見るまでに
生きている間に一度は見ておきたい場所
カプリブルーと呼ばれる神秘的な青の光に包まれた「青の洞窟(Grotta Azzurra)」。
海水の浸食により自然の力でできた洞窟の小さな入口から、太陽光が差し込み光が水中で散乱し、石灰質の白い海底に反射し、いろんな条件が重なって海の青とは違う独特の風景を見せてくれるのです。
相方は、1度チャレンジして撃沈、2度目のリベンジで気合が入っています。
私は行けばすぐに見れるのかと思っていたので、長い道のりに驚きました。
でも、洞窟の中に入ると…「生きている間に一度は見ておきたい場所」というのは納得できるほど感動でした。
青の洞窟に入ることができる確率と最適な時間
■青の洞窟入場確率
当日の天候や香水率に大きく左右されることが多いようです。
冬よりも夏の方が確率は高くなります。
3月が40%、4~5月が60~70%、6~8月のベストシーズンは80%以上、9月~10月が60%、11月40%、12月~2月は10~20%。
ベストシーズンは確率が高くてよさそうだけど観光客もかなり増えます。
その分待ち時間も増える…というデメリットも。
その他、干潮時には入口が大きくなり確率も高くなるとことも。日程を組むときに干潮を選ぶのもひとつの手かも。
■最適な時間について
ブルーの輝きを見ることができるお勧めの時間は12:00~14:00。
これは強い太陽の光が青さに比例するためなんだそうです。なので曇りの日は輝きが半減するらしい。
ただ、午後よりも午前中の方が中に入れる確率が高いそうなので、午前中の遅い時間が入れる確率も高くきれいなブルーを見ることができる時間になるのではないでしょうか。
・訪れるのに最適な時間 9:00~14:00
■青の洞窟に入れるかどうか知るために
天候により青の洞窟が閉鎖されていて見ることができない日もあります。また、一日の中で、閉鎖されていても再開するときもあるようです。
ナポリのホテルに泊まるのであれば、ホテルのフロントに尋ねると観光インフォメーションへ連絡して確認してもらえます。
その他、午前9時以降であれば、ツアー遂行会社に連絡して可否を聞くこともできます。
・Motoscafisti Capri社 081 8375646
・こちらのサイトでも確認できます(下へ移動して緑の○ならOK、赤だと閉鎖)
現地に到着していれば、フェリーのチケット売り場で教えてもらえます。
青の洞窟までの各ルート
カプリ島へのアクセスを書いた記事 → こちら
青の洞窟までのルートは複数あります。
- ツアーボート
- 直行モーターボート
- レンタルボート(150ユーロ~200ユーロ 最大7人)
- プライベートボート
- 陸路(バス)
一人旅または二人で訪れる場合は、直行またはツアーボート、陸路ではないでしょうか。
道のりは長かったけど 青の洞窟に大感動!!
直行モーターボートのチケットを買うつもりがクルーズ付きを購入
カプリ島に到着した私たちは真っ先に青の洞窟に行こうとチケット売り場へ向かいました。
船を降りてすぐの真正面の建物に青の洞窟のチケット売り場があります。
そこで16ユーロ(2017.10時点では18ユーロ)のチケットを購入。
そろそろ出発の時間と言われたので、チケット売り場目の前の行列に並びました。
これが乗るボート。ひとつ前の人たちが戻ってきました。
いよいよ出発!!
事前調査だと約15分だったのに、ガイドさんが現地を案内することがずっとずっと続きます。
30分を過ぎたころ私たちは気づきました。
これはどうやらカプリ島をぐるりと観光するクルーズ船に乗っていると。
私たちが買ったチケットはこの地図の「B」黄色いルート。本当は「A」の青ルートを買う予定でした。
(http://www.motoscafisticapri.com/ よりファイルをお借りしました)
青の洞窟までのカプリ島一周クルーズ
間違って乗ってしまったツアークルーズ船。
でも正解だったかも。
とても楽しい体験になりました。
イタリア語でとても抑揚のあるお兄さんの語りは、言葉はわからないけどとても楽しい。
私のツボでした。
有名人の別荘だとたぶん言ってると思う(イタリア語はわからないのに雰囲気で不思議とわかる)。
周りの人たちが一斉に写真を撮り始めました。
そのほか、見どころもたくさん。カプリ島をぐるっとまわるこのツアー。知らずにチケット買ったけどよかったです。
洞窟に入る順番待ちでまさかの船酔い
青の洞窟の入り口までやってきました。
同じサイズの船が複数エンジンを切ったまま待っている様子。
崖に作られた階段には、バスでやってきたであろう人たちの行列も見えました。
どうやら順番に案内されるようで、ボートの中で待つようです。
ゆらゆらゆらゆら…凪に合わせて揺れる船の上で船酔いです。
いつまで待つのー
まだー
ぐったりしていたら、声をかけられました。
「ジャポネーズィ!」
念願の青の洞窟は想像以上!
やっとやっと私たちの番がやってきました。長かった!!
手漕ぎボートへ乗りました。
青い洞窟の入口まで進んで、チケットブース(小船)で入場料を支払います。
陽気な船頭さんと私たちふたり。
青の洞窟へ近づいていくと、入口がとてもとても狭いことに気付きました。
(入口は階段で待ってる人の左下)
船頭さんに、横になるよう、頭に気を付けてと言われます。
私たちが横になると、船頭さんがチェーンを思いっきり引っ張って…スルッと洞窟の中へ入り込みました。
(写真はイマイチだったので動画で雰囲気伝えられたら…私の要らぬ声が入っててごめんなさい)
「わぁ~」
思わず叫んでしまいました。
今まで体験したことない青い海。。。もう感動の言葉以外浮かびません。
船頭さんは帰れソレントやサンタルチアを歌っています。
中にいた時間は5~10分だったと思います。
この日、この景色を見れたことをとっても幸せだと思いました。
ただ、外に出てまだ興奮冷めやらぬ中、船頭さんにチップを求められます。
10ユーロ。
すると相方がさっと渡しました。
そして、私に100ユーロぐらい持ってないの?と。。。はぁ?
高額チップを渡そうとするのを止めるのに必死な私。
いつもは冷静な相方でこういうことは少ないのですが、この時はかなり興奮していました。
それほど青の洞窟の魅力に引き込まれたということでしょう。
今となっては笑い話です。
もっと楽しむために
青の洞窟を訪れるのに持っていくといいもの
・酔い止め
ボートでの順番待ちが長いため私は酔いました。不安な方は持参することをおすすめします。
・サングラス・帽子・日焼け止め
ツアーボートは室内と屋外にわかれていました。景色を見るために長い間外にいる可能性もあるため、日焼け、目を傷めないような対策は必要です。
・汚れてもいい服装
手漕ぎボートの中は少し濡れていたりと汚れる可能性もあります。横になる場面もあるため汚れてもいい服装、特に女性はパンツスタイルをおすすめします。
・カメラ・スマホ
船頭さんが洞窟の中でカメラを預かって写真を撮ってくれます。濡れないような対策も。写真よりも動画の方が雰囲気そのままを撮影できるので臨機応変に。
・入場料やチップなどの小銭
入場料は決まっていますが、チップは日本人には10や20ユーロとふっかけてくる船頭さんもいます。私たちもそうでした。高額札はそういう意味で危険なので、財布から出すようなことをせず事前に小銭を準備しておくことをおすすめします。
青の洞窟で泳げる?
基本は違法のようですが、洞窟が一般公開された後に泳いで海に入る人もいるそうです。
また、朝早い時間にチップを払って泳がせてもらった人もいるよう。
ただ、洞窟への入口はかなり狭く、波が高い場合には岩に体をぶつけて怪我をする場合もあるので危険も伴います。
アナカプリの素敵な街並みを散策
青の洞窟を見たあと、カプリ島発祥のカプレーゼを食べたり、ケーブルカーに乗ってアナカプリを散策しました。
青の洞窟の情報のみでカプリ島を訪れましたが、とてもカラフルでおしゃれで笑い声が絶えないような活気がありました。
オープンカーもたくさん走っていてアマルフィやポジターノとは違う高級リゾートさも。
もし青の洞窟に入れないとしても、この雰囲気を楽しみながら街を散策したり、ゆっくり滞在して楽しむのもありだなと思います。
青の洞窟を訪れるためのポイントとまとめ
- 時期や天候によって入れないことがあり、冬場は確立が低い。
- 最もきれいに見えるのは9:00~14:00だが、午前中の方が入れる確率が高い。
- 青い洞窟までの手段はボートとバスがある。
■交通手段別のトータル料金表(単位:ユーロ)
ツアーボート | 直行モーターボート | 陸路(バス) | |
---|---|---|---|
交通手段別費用 | 18 | 15 | 6(1日券利用) |
青の洞窟 入場料 | 14 | 14 | 14 |
チップ | 2~3 | 2~3 | 2~3 |
トータル | 34~35 | 31~32 | 22~23 |
入場料の14ユーロの内訳(手漕ぎボートの輸送代 10ユーロと青の洞窟入場料 4ユーロ)。6歳未満の子供は無料。毎月最初の日曜日も入場料は無料になります。
バスはアナカプリで乗り換えで1日券を利用しない場合8ユーロ(1枚2ユーロ×4往復)。一日券の方がお得なので表に記載しています。
私たちはツアーボートという選択肢でしたが、船酔いやリーズナブルさを考えるとバスを選択するのがよさそう。ただし、夏のオンシーズンは渋滞して到着までに時間がかかることも。青の洞窟の待ち時間も夏は長くなるようです。
せっかくのカプリ島滞在!青の洞窟以外も満喫したい人にはツアーボートをおすすめします。
※ 手漕ぎボートの定員は4名まで。二人なら欧米人と乗り合わせの4人が無難なそうです。
日本人だけだと高額なチップを強要されたりするそう。
私たちはふたりで10ユーロを請求されました。
そもそもチップって請求されるものではないと思うのですが…
チップは2~3ユーロが相場です。
夫婦ふたりイタリア・クロアチア旅行【2012年10月】
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