アルベロベッロに到着して。
とんがり屋根のトゥルッリホテルで荷物をクローゼットに移したりひととおり落ち着いたのがもう食事の時間。
街並みを横目に見ながら、プロデュース会社の担当者おすすめレストランへ行ってみました。
モンティ地区にある「Casa Nova il Ristorante」です。
アルベロベッロではプーリア州。プーリア料理が食べられるそう。
ん?プーリア料理ってなんだ??
プーリア料理とは?
まず、プーリア州はイタリアの長靴のかかと部分に位置します。
アドニア海の先にはクロアチア、イオニア海の先にはギリシャが位置し、特にギリシャとの接点が深い場所です。
温暖な気候や平地に恵まれていて新鮮な食材の宝庫、海の幸にも恵まれています。
その中で、一番の特産品はオリーブでイタリアの中で第1位の生産量。
なのでオリーブオイルが美味しく種類も豊富です。
そんなプーリア州の料理は、新鮮な食材をオリーブオイルベースで調理したシンプルでパワフル。
素材の味をそのまま感じられる料理たちなんです。
代表的な料理たち
- オルキエッテ(耳たぶの形をしたパスタ)
- カヴァテッリ(マカロニを縦半分にしてひらいたようなパスタ)
オリーブオイル以外にももうひとつ。
あまり日本では知られていませんが、プーリア地方のワイン生産量はイタリア第2位。
ヨーロッパのワインセラーとも呼ばれています。
私が飲んだワインの感想ですが、
赤ワインはそれぞれにとても個性的でダイナミック。
素材の味を特徴とするお料理に負けてないぐらい存在感ありました。
逆に白ワインは魚介に合いそうなすっきりな辛口。赤よりも飲みやすかったです。
雰囲気のある空間でのディナー
少し早めに到着した私たち。
オープン前だからちょっと待ってねと店の前で少し待ちました。
入口。別の場所から店内に入ってくる人もいたので別にもう一つ入口はあるみたい。
ドアを開けて階段をくだると入口からは想像できないくらい広い店内が現れました。
オープンと同時に席に案内されて30分後には満席!!
人気店です。
運ばれてきてすぐに別のテーブルと間違えたかと焦りました。
チーズはどんなお料理にも合いそうな癖のないタイプ。
次の日にお土産として購入しました。
トゥルッロの中にある店内は、暗めの照明で暖かな雰囲気。
落ち着いて会話や食事が出来ます。
お料理は少ないんじゃない?と思われると思いますが、結構おなかにたまります。
最初のフリットのようなもので満たされたのかもしれません。
すべてにおいて、シンプルで素材の味がしっかりします。
素朴な食事にガツンとくるワイン。
ローマやミラノの洗練されたものとはまた違う、そしてアマルフィのような魚介中心ではない、大地そのもののパワフルさを感じる食事だなという印象でした。
そしてとってもボリューム満点です。
お店のスタッフもとても気さくで気持ちいい。
ただ、お店のキャパに対してスタッフが少ないのか、お料理の注文やサーヴに時間がかかったり、追加注文したいときにいない…ということもありました。
街ものんびりした場所だしこれがイタリアと言えば我慢できる範疇です。
デメリットとまでは思いませんが、感じたこととして記載しておきます。
街の中心という好立地。
のんびり食事を楽しむ人にはお料理も美味しいのでお勧めしたいお店です。
帰りはライトアップされたアルベロベッロの街を歩きました。
とってもロマンティックです。
■Casa Nova il Ristorante
Via Monte San Marco 13, 70011, Alberobello, Italy
Phone +39 080 4323292
Open 12:30-15:00 20:00-23:00
Close Tuesday
料理・味 ★★★★★
サービス ★★★★★
雰囲気 ★★★★★
同行者 カップル・友人・家族
予約 予約がおすすめ
予算 23ユーロ(コペルト込み)
夫婦ふたりイタリア・クロアチア旅行【2012年10月】
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