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バチカン市国観光

ローマでどこを観光するか。

ふたりで声があがったのがバチカン市国。

相方は4度目、私は2度目のローマだったため主要な観光地はほぼ網羅していたのですが、ここだけはまた行きたいと意見が一致しました。

日本から予約をした11時に到着するようホテルを出発です。

チケット予約済み
バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂・クーポラ・サンピエトロ大聖堂・バチカン郵便局にも寄り道
トータル3時間の訪問

 

INDEX

バチカン市国ってどんなところ?

バチカン市国とは、イタリアの首都ローマにある世界最小の国家です。
東京のディズニーランドよりも小さい面積に、約800人の人が住んでいます。
キリスト教最大宗派であるカトリックの総本山で、ローマ教皇によって統治されています。

サン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館、システィーナ礼拝堂などがあり、国全体が世界遺産に登録されています。
外国人が入れる場所は、サン・ピエトロ大聖堂、サン・ピエトロ広場、バチカン博物館辺りのみで、その他は立ち入り禁止区域となっています。

独立国家ではありますが、他のヨーロッパ諸国同様にシェンゲン協定を結んでいるためパスポートは不要で、入国審査もありません。

 

バチカン美術館のみどころ

特に有名なのが、システィーナ礼拝堂いあるミケランジェロの作品「最後の審判」(撮影禁止)と、ラファエロの間にある「アテネの学堂」。ここだけでもしっかり見ておきたい。

 

バチカン美術館の予約

貴重な滞在時間を行列に並ぶことで使いたくなかったので私たちは予約をして訪れました。
実際に11時の訪問で4,50人ほどの列ができていました。
その列を横目に、予約バウチャーを印刷したものを見せるとすんなりセキュリティチェックまで進めました。
セキュリティチェックに少し並びましたが、それでも10分かからず中に入りました。

オンシーズンに、限られた時間の観光であれば予約することをおすすめします。

  • オンシーズン(6月~9月)
  • 一番込み合う時間(オープン時間のAM9:00)

 

バチカン美術館のウェブサイト

1. 英語で表示「Enter」ボタンをクリック


2. チケット選択
「ADMISSION TICKETS」(昼間友情の通常チケットをクリック

3. チケットの種類選択
「VATICAN MUSEUMS AND SISTINE CHAPEL」(バチカン美術館&システィーナ礼拝堂)

4. 訪問月と人数を選択
プルダウンかより選択してNextボタンをクリック ※予約は60日前からになります

5. 日付の選択

6. 時間を選択

7. チケットの種類と必要枚数の選択
「Full price ticket」…大人料金
「Reduced ticket」…18歳以下の子供・学生料金
「Pre-sales Fee」は予約手数料で4ユーロ/人
「 + Audioguide」オーディオガイドが必要の場合(日本語あり)

8. 氏名等の情報入力
★右上の「゜」印が必須項目
「SURNAME:姓」「NAME:名」
「SEX:M=男性、F=女性」
「COUNTRY:国籍」(CITY欄は空白でOK))
「DATE OF BIRTH:生年月日(日、月、年の順)」
「EMAIL:メールアドレス」「CONFIRM EMAIL:確認用」
—————
【LIST OF PARTICIPANTS】はチケット利用者全員の名前を入力
—————
【GENERAL NORMS OF PURCHASE】は購入規約なのでチェックボックスを入れる
—————
【RULES FOR REDUCED TICKETS】は子供や学生の割引についてのルール確認
—————
【SECURITY CODE】は画面に評されたセキュリティコードを入力
「Accept the Estimate and Proceed with the Reservation」をクリックして次へ

9. 支払い情報の確認
右の緑のボタン「Conclude Reservation」をクリック

10. クレジットカード情報入力
「First name:名」「Last name:姓」「Email:メールアドレス」「Email (repeat):メールアドレスの確認」「Credit Card:カード番号」「Expiry date:有効期限」「CVV:セキュリティコード」→入力し終えたら「PAY」をクリック
※使用可能のクレジットカードは、VISA・Masterのみ
※5分以内に決済完了しないと予約や自動的にキャンセルされるメッセージあり

しばらくすると予約確認書がメールにて届きます。
印刷して当日入場の時に見せるとスムーズに中に入れました。

 

バチカン市国観光時のドレスコード

バチカン市国は神聖な場所なので、ふさわしい服装があります。
大きなポイントは、肩やひざが出ていないこと。大判のスカーフが1枚あると安心です。
ノースリーブやキャミソール、ミニスカートやショートパンツ、帽子などはNGです。
場合によっては入場拒否される可能性もあるので、バチカン観光の時は気を付けて服を選ぶようにしましょう。

 

バチカン美術館での写真撮影

システィーナ礼拝堂以外のバチカン美術館では写真撮影可能です。ただし、フラッシュ写真は禁止されています。

また、三脚・スタンドの使用は禁止。
セルフィースティック(自撮り棒)の使用も禁止されています。

特に、システィーナ礼拝堂では、写真撮影、動画撮影は厳しく禁止されています。
ガードマンが制止する場面を多く見かけました。

 

実際の観光した順序

1. バチカン美術館
2. システィーナ礼拝堂
3. クーポラ
4. サンピエトロ大聖堂
5. バチカン郵便局
6. サンピエトロ広場

写真と一緒に雰囲気が伝わると嬉しいです。

 


【ピオ・クレメンティーノ美術館】
彫刻に囲まれた八角形の中庭に出てきました。
古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻たちが展示されています。


右腕も修復隅済みのチグリス川


ラオコーン像
女神の怒りをかったラオコーンとふたりの息子に、2匹の毒蛇がかみついています。
本当に目の前で苦しんでいるかのように、躍動感あふれる表現力に驚きです。

 

2階にあがると、長い廊下が続きます。
それぞれ、燭台→タペストリー→地図と、ギャラリーになっていてそれぞれ両脇に飾られています。

 

【地図のギャラリー】
中でも一番心惹かれたのは地図のギャラリー。


両側の壁にイタリア各地の地図が飾られている廊下。
その廊下の天井画に心奪われました。金色で豪華絢爛です。

 

【ラファエロの間】

ラファエロと弟子の描いた大きな壁画があります。
4つの部屋にわかれていて、特にラファエロの間の混雑ぶりはすごかったです。(写真も撮れませんでした)


アテネの学堂
芸術家や政治家など、古代ギリシャの賢人が集まって論議している場面が描かれています。

 

【システィーナ礼拝堂】

中は撮影禁止。
大きくて淡いブルーの「最後の審判」のフレスコ画を前にしばらく言葉もなく立ちすくんでいました。
これだけじゃなく、周りの壁画もとても素敵なものばかり。
空気感が違う…という感じでしょうか。
じんわりと感動に浸りました。


(HPより画像をお借りしました)
雰囲気伝わるでしょうか?これはやっぱり実際に見て、そこに流れる空気感も一緒に肌で感じてほしい作品です。

【クーポラ】
クーポラに昇る手段は2つ。
・エレベーター+階段(7ユーロ)
・階段のみ(5ユーロ)
(エレベーター利用でも320段の階段あり)


美術館から出てクーポラへ行く途中。
この左下の行列がクーポラのチケットを買う列です。

エレベーター利用後、中庭からクーポラの中に入りました。


ミケランジェロ設計のクーポラ
中から見上げた天井のフレスコ画です。


壁には天使のモザイクがたくさん描かれています。

悲しいことに、イベントで最上階まで昇ることができませんでした。
そして、下りのエレベーターも故障したようで皆クーポラの中で座り込んで待っていました。
私たちは中庭にいたのですが、ちょうど下から昇ってきた係の人に運よく下ろしてもらえチケットを払い戻ししてもらいました。
こういうアクシデントもあるんですね!

【サンピエトロ大聖堂】


見上げるとさっきまでいたクーポラが。

  
とても癒される空間です。何度来ても清々しくほっとさせてくれます。

 

バチカン市国にいる衛兵はスイス人


バチカン市国を守る衛兵はスイス人と決められています。
正式には、カトリック教徒であり、19~25歳の独身男性で身長174cm以上でスイス国籍を有するものなんだそうです。

 

バチカン郵便局

イタリア国内から郵便物を送ると、いつ届くのか…無事に届くのか…ということになりがちですが、バチカン郵便局から手紙を出すと無事に決められた日程で届くそうです。
実際に今回イタリアで一緒だった友人が、イタリアから私たちに封筒で手紙を送ってくれてたのですが、数か月後忘れたころにびりびりに破かれた状態のものがビニール袋に入れられて届きました。びっくり!

貴重なバチカンのはがきや記念切手、ちょっとしたお土産などを購入することができます。
座って絵葉書を書いている人も多くいました。(郵便局の中は写真撮影NGです。)

バチカンから日本まで、絵葉書であれば1週間程度で届くそうです。

消印も切手も、ここバチカン市国でしか手に入らないもの。
旅の記念に、思い出になると思います。

私たちも、帰国後のお披露目パーティーの参加者あて全員に絵葉書を出しました。
(ここまでの旅の間に、少しずつ書きためたものです)

 

予約した11時に入ってぐるっと3時間の観光。
とても有意義な時間でした。
また機会があるなら訪れたい場所です。

気付くと2時を過ぎてました。
ランチの場所を探しながらローマの街中方面へ歩きます。

 

■バチカン美術館

Viale Vaticano, 00165 Rome, Italy
+39 06 6988 4676
Open 9:00-18:00(最終入場16:00)
Close Sunday(但し、最終日曜日のみ9:00~14:00の間は無料開放)

<料金>
・バチカン美術館 17ユーロ(ウェブサイトの予約手数料+4ユーロ)
・クーポラ  7ユーロ(エレベータ利用) 5ユーロ(階段利用)

<館内施設>
・Wi-Fi なし
・無料クロークあり。大きな荷物や傘など持ち込めないものは入口で預けます。
・オーディオガイドは入口エントランスの貸し出しカウンターで借りることができます。(日本語あり。7ユーロ)

夫婦ふたりイタリア・クロアチア旅行【2012年10月】

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