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エフェス遺跡 ナイキの名前の由来を知る

セルチュクのホテルからどうやってエフェス遺跡まで行こうか・・・

朝ご飯を食べながらふたりで話していると、ホテルのオーナーが声をかけてくれました。

「バスだと時間かかるよ、車だとすぐだから連れて行ってあげる」

トルコ旅行をしていると、本当にトルコ人の優しさに助けられることが多い。
ありがとうございます。
夕方には次の目的地に行くため私たちには限られた時間しかなかったので、
観光に時間が割けることはとっても嬉しい。

チェックアウト後、オーナーの車に乗り込むと10分もしないうちにエフェス遺跡の入り口に到着。
降りようとする私たちに、
「帰りも考えてないなら迎えに来るよ。
どのくらい観光するの?
じゃぁ、10時30分に北側出口の赤いポストの前で待ってるよ」
と言い残しあっという間に立ち去りました。

トルコ人、なんて親切なんだー
私はトルコという国が大好きになりました。

INDEX

エフェス遺跡ってどんなところ?

 

エフェスの歴史は紀元前7世紀から。
世界7不思議の謎のひとつ、アルテミナス神殿の建設からはじまったそう。
紀元前2世紀には港湾都市として栄え発展した、トルコ最大のローマ遺跡です。
一番多いときには約10万人が暮らしていたそう。
その後、キリスト教が伝わり、聖母マリアも余生を過ごしたと言われています。

東京ドーム7個分の敷地、北から南の入口まで約1km。
私たちはここを1時間30分で見て回りました。
聖母マリアの家を観光から外したので、ゆっくり見るなら半日あったほうが良さそうです。

当時の栄えた時代を想像できる程の保存状態

 

エフェス遺跡観光で私たちが歩いたルート

【南側出入口→ヴァリウスノ浴場→オデオン→市公会堂→ポリオの泉→ドミティアヌス神殿 →女神ニケのレリーフ→トラヤヌスの泉→クレテス通り→スコラティスカの浴場 →ハドリアヌス神殿→公衆トイレ→ケルスス図書館→マゼウスとミトリダテスの門→大劇場】

書いてるだけでかなり盛りだくさんのエフェス遺跡。
少々長い日記になりそう。
私が良かったと思うオススメ見所3ヶ所。
☆ オデオン
☆ 勝利の女神ニケ
☆ ケルスス図書館

南側出入口(09:00)


この時間帯で、観光バスが数台停まっていて人も結構いました。
お土産屋さんなどもちらほら見えます。
ここで入場料20TLを払います。(丘の上の邸宅も行く場合は別途料金あり)

 

ヴァリウス浴場(09:10)


2世紀頃建てられたハマム。この時代すでにローマ風呂の床下暖房があったそうです。

 

オデオン(09:18)


約1,500人収容できる小劇場。当時は屋根もあり会議やコンサートに使われていたそう。

 

市公会堂(09:25)


聖火が灯されていて消えるときがなかったそう。

 

ポリオの泉(09:31)


1世紀にセクティリウス・ポリオという人が建てたんだそう。
ここの彫刻のディティールは素晴らしく思わず足を止めて見入ってしまいました。

 

ドミティアヌス神殿(09:32)


皇帝ドミティアヌスを祀る神殿。かつての像はエフェス考古学博物館で見られるそう。

 

女神ニケのレリーフ(09:37)


勝利の女神ニケのレリーフ。当時はヘラクレス門を飾るアーチに飾られていました。
スポーツメーカーの「NIKE」はこの女神の名前が由来なんだそうです。
へぇ~知らなかったです!!

 

トラヤヌスの泉(09:40)


皇帝トラヤヌスに捧げられた泉。手前の空間には水がはっていたそう。

 

クレテス通り(09:46)


この通りの両側には石像が、左側を平行する場所にきれいなモザイクの道がありました。
遺跡を守るためか、中には入れないようになっています。

 

スコラティスカの浴場(09:50)


1世紀に建てられた浴場が4世紀の地震で壊れてしまったそう。
右手前の像は、浴場再建に尽力したスコラティスカという女性。

 

ハドリアヌス神殿(10:03)


皇帝ハドリアヌスに捧げられた神殿。ここの装飾は比較的きれいに残っていてとっても細かい。

手前のアーチには女神「ティケ」、奥には両手を広げた「メドゥーサ」が彫られています。
下の方の両側にも、神々や動物などが彫ってありますがこれはコピーだそう。本物はエフェス考古学博物館です。

 

公衆トイレ(10:06)


古代のトイレって仕切りがなかったんですね。おしゃべりをしたり憩いの場になってたそう。

 

ケルスス図書館(10:13)


エフェスのシンボル(写真左手)
ローマ帝国のアジア州執政官だったケルススを偲んで2世紀頃、息子が建てたもの。
知恵・運命・学問・美徳を象徴する女性像があります。

 

マゼウスとミトリダテスの門(10:18)


ケルスス図書館のすぐ右手にあります。解放奴隷だったマゼウスとミトリダテスが奴隷の身分から開放してくれた皇帝一家へ感謝の気持ちから建てた門なんだそうです。

 

大劇場(10:27)


約24,000人収容のトルコ最大級の円形劇場。音響効果も抜群なんだとか。
確かに。下にいた人が大声で叫んで上にいた私たちにもしっかり聞こえました。

たくさんの猫たちに遭遇

 
いろんな場所で猫がいます。
エフェスに限らず、トルコの観光地ではたくさん見かけました。

 

まさかの親切オーナーが私たちを絨毯屋へ

 

北側出口で無事にオーナーと合流して駅へ向かうつもりの私たち。
なのに、なぜか絨毯屋さんへ降ろされました。

「2~3分だから大丈夫、大丈夫」と言い中へ。


実際に絨毯を織っているところを見るのは初めて。
本当に細かい作業で手がかかっているのはなんとなくうかがえました。

でも、列車の時間が気になる私たち。
1日に6本しかないので、乗り遅れるとイスタンブール行きの飛行機にも乗れなくなっちゃう。

なのに奥へ奥へと誘導され、足元にいろんな絨毯を勧められます。
相方が頑張って英語でお断りしている隣で、私は勧められたチャイを飲んでいました。
でも、玄関に飾る花瓶の下に置くようなサイズで110ユーロなんて高すぎます。
しかも我が家にはちょっと浮いちゃう気が・・・

相方の頑張りの甲斐あって、最後には別の男性2人が私たちを無事に駅まで送ってくれました。

トルコ人親切だと思ってたんだけどなぁ。
でも、騙されたってほどじゃないね、ちゃんと駅まで送ってくれたもんねと私が言うと、
「呑気にチャイなんか飲んで!」と相方に怒られてしまいました。

しょんぼり。

そんなこんなのエフェス遺跡観光でした。

セルチュクから、列車と飛行機を利用してイスタンブールへ向かいます。

初めての夫婦ふたりトルコ旅行【2011年11月】

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ホテルスタッフが利用するお手頃ロカンタ【Seckin Firuze】

トルコ国内で列車(TCDD)に乗ってみた

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