相方がドブロブニクでしたいことのひとつ。
『旧市街の城壁巡り』
外から見た方がいいんじゃないの?
とも思いますが、やりたいのならしょうがない。
歩きやすい服装で私も参戦です。
INDEX
旧市街にはなぜ城壁があるの?
ドブロブニクはクロアチアの他の都市とは陸でつながっていない「飛び地」です。
周囲をボスニア・ヘルツエゴビナ領に囲まれています。
旧市街は、都市を囲む1940mを連続してぐるりと囲んでいる小さな街です。
この壁は、ドブロブニクの最も重要な機能であり、城壁の白と旧市街のオレンジは世界的にも有名です。
この美しい景観から”アドリア海の真珠”とも呼ばれています。
宮崎駿監督の「紅の豚」の舞台とも言われ日本人には一躍有名になりました。
この城壁が築かれた背景には、周りの国からの攻撃から守るためというのが大きいです。
城壁を歩いてみるとわかりますが、複数の要塞や見張り塔などが組み込まれた城壁になっています。
最近では、1991年のユーゴスラビア内戦があり大きな被害を受けました。
スルジ山などに登ると、今でもその爪痕を見ることもできます。
ユネスコの世界遺産リスト(1979年)
城壁巡りのおすすめ時間帯
朝一番!!
城壁の真南が海側なので、日が高くなると海をバックに写真を撮るのも逆光になります。
そして、ベストシーズンの春・夏は日が直接照りつけるため、歩くのも大変です。
私たちが訪れたのは10月でしたが、人は少なく歩きやすいものの、やはり1周するころには日差しがかなり強かったです。
城壁巡り事前準備
城壁巡り前に必ずお手洗いを済ませておく
私たちは、写真を撮りながらさくさく歩いて1時間ぐらいでした。
ゆっくり景色を眺めたりしながら歩くと1時間半~2時間ぐらいはかかるのではないかと思います。
城壁内にはほとんどお手洗いの場所はありません。途中カフェを1件見かけましたが朝一番はまだオープン前でした。
また、3つの出入り口から途中出ることも可能ですが、一度出ると再入場不可。
再度入場料を払う必要があるので注意です。
水分補給のペットボトルは必須アイテム
歩いていて自販機などはありません。
海側にカフェもありましたが、上記にも記載の通り朝一番はオープンしていませんでした。
朝一番で歩き始めましたが、日差しも強く遮るものもない…1時間水分補給しないで歩くのは危険だなと思いました。
城壁巡り前にペットボトルの水を購入して持参することをおすすめします。
歩きやすい靴で
まず、最初に城壁までたどり着くまでに長い石段があります。
城壁の道も途中階段あり、坂道あり、皆が歩く石畳はつるつるしてたり逆にごつごつした場所もあったりします。
歩きなれたスニーカーや靴がマストです。女性はできるだけヒールがある靴は避けた方がいいと思います。
日差し・日焼け対策も忘れずに
ドブロブニクのオンシーズンは春と夏。
私たちが訪れたのはオフに近づく10月でしたが、十分に日差しも注がれていました。
城壁は白っぽいので、照り返しも強くまぶしく感じるときも多かったです。
日焼け止め・サングラス・帽子は必要だと思います。
オンシーズンの春夏には、汗を拭くタオルも必要かもしれませんね。
入口は3か所
城壁への入口は3か所あります。
一番わかりやすいのが、ピレ門をくぐってすぐの噴水正面にある入口。
その他、プロチェ門、聖イヴァン要塞の近くにあります。
城壁巡りの途中で数回、チケット確認のため見せる必要があります。なくさないようにしましょう。
また、同日であれば、同じチケットでロヴリェナツ要塞にも入場可能です。
早起きして城壁巡りに行ってみました
ホテルを7時半に出発。
ホテルが旧市街の東側だったので、プロチェ門をくぐって旧市街に入りピレ門を目指します。
朝一の旧市街は人もまばらで美しいです。
チケットを8時過ぎに購入してピレ門横の階段をのぼります。
ちょうど8時半に城壁の上にたどり着きました。(右側の写真は、左にいる相方が撮った写真)
<8:30>
見下ろすと、オノフリオの大噴水が見えます。
ツアーの集合場所にもなっているようです。
城壁内は一方通行になっており、山側を背に反時計回りとなっています。
背中には、城壁の中でも最も高い位置にあり見晴らしがいいらしいミンチェッタ要塞が見えていました。
まだ人もいなさそうで超穴場な感じですが…残念なことに行けませんね。
プラツァ通りの正面から撮影。この時間は逆光でかなり難しかったです。
さぁ、いよいよ歩き始めます。
ボカール要塞の手前で門をくぐります。
ボカール要塞を左に折れるところから階段・上り坂が続きます。
右手にはロヴリェナツ要塞が見えています。
お洗濯ものも。生活感も垣間見れます。
ここをくぐると最初の見張り台が。
この辺りでは、ここが一番高くなってました
<9:00>
見張り台に入って記念撮影も。
声をかけてくれたこのおじさまと写真の撮りあいっこ。
オープン前でしたが、ちょっとしたお店もあるようです。
どんどん先に進みます。
今度はゆっくりの下り坂。離合することはありませんが、追い抜くことも出来なさそうな細い道です。
下をのぞくとパラソルが見えました。
レストランのようです。
細い道階段が続いて下へ下へ降りていきます。
開けた場所に出てきました。
ちょっとした売店のようなものがあります。
海側には見張り台もありました。
旧市街の路地。雰囲気あってお気に入りの写真の一枚です。
また少し歩くとまだオープン前のカフェがありました。
開いていれば、お手洗いはここで済ませられそうです。
クロアチアらしい可愛い3つの鐘を横目に。
広いエリアに出ましたが、ここからは階段を下ります。
聖イヴァン要塞の近くの出入り口に到着。
ピレ門スタートで半周チケット購入なら、ここから出るみたいです。
私たちは1周チケットを購入しているので右へ進みます。
大砲が並んだエリアで、チケットチェックを受けました。
ここでチケットが必要になるので、なくさないように。
やっと半分ぐらい歩いてきたってことになりそうですね。ふぅ~
港が見えてきました。
港の左手には、昨晩のディナーレストランが見えています。
ここから先はかなり狭い通路をひたすら歩く感じ。
プロチェ門付近まで歩いてきました。
だんだんと左手にオレンジの屋根が見え始めてきます。
<9:30>
ちょうど山側の中心ぐらいまで歩いてきました。
海側を眺めるとオレンジの屋根がずらり。
ドブロブニクという風景にここにきてやっと出会えた気がします。
一眼レフを落として壊してしまったので、お気に入りの写真が少ない。
かなり後悔…自分の不注意なんですけどね。
相方は、城壁歩きでは一番高い位置にあるミンチェッタ要塞からの景色を見るそうです。
私は歩き疲れてて…下でお留守番。
ミンチェッタ要塞からの景色はさらに開けていて絶景です。
この時間帯だともう日が昇り始めてて…少し逆光なのが残念。
<9:50>
さて、そろそろスタート地点に戻ります。
城壁の道自体は歩きやすくなっていますが、結構アップダウンもあって疲れます。
でも、世界遺産のこのオレンジ色の屋根が見え始めて疲れも吹き飛びました。
歴史に思いをはせながら、美しい街並みや海を見ながら歩くのはとてもいい体験になりました。
これから訪れる方にも、体力的に大丈夫であればお勧めしたい!!
この後、タクシーの運転手にガイドブックを見せながら交渉中。
「この場所が見たいから連れて行って」
運転手たちは皆首をかしげます。
私たちが見たい景色は、車で訪れる場所ではないらしい。
じゃぁ、次はスルジ山へ登って全景を見て考えることにします。
Gundulićeva poljana 2, 20000 Dubrovnik, Croatia
+385 (0)20 638 800
OPEN:■Summer opening hours
* 08.00 – 18.30 h ((4/1-5/31)
* 08.00 – 19.30 h (6/1-7/31)
* 08.00 – 18.30 h (8/1-9/31)
* 08.00 – 17.30 h (10/1-10/31)
■Winter opening hours
* 10.00 – 15.00 h (11/1-3/31)
CLOSE:12/25 (Christmas Day) はクローズ
料金:大人 150kn、18歳未満の子供(5歳未満無料)50kn、ドブロブニク市民 無料
この記事へのコメントはありません。