女子は好きな人多いと思う。
そんな可愛くメルヘンチックな街のアルベロベッロ。
アルベロベッロとはイタリア語で「美しい樹」という意味だそう。
1996年に文化遺産として登録されています。
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とんがり屋根に真っ白な壁。
そのとんがり屋根の立ち並ぶおとぎの国は、とてもコンパクトにまとまっていて半日~1日でぐるりと散策できるんです。
日中は人であふれかえるので、人の少ない早朝に写真を撮るのがおすすめ。
あとは、お土産屋さんや食事も堪能したいとなると1日じゃ足りないかも。
おとぎの国を満喫するには、絵本の中のおうちのようなとんがり屋根のトゥルッロにぜひ宿泊してほしいです。
この記事では、
- 観光した場所
- トゥルッリの絶景ポイント
- 陽気な陽子さんのお店
- アルベロベッロまでのアクセス手段
について書いていきたいと思います。
INDEX
アルベロベッロ観光全体マップ
アルベロベッロの観光エリアはとってもコンパクト。
その中で、トゥルッリが集まるエリアがふたつあります。
マルテロッタ広場から南のリオーネ・モンティ地区と、東のアイア・ピッコラ地区。
地元の人の生活の拠点になる新市街は北側のエリアになります。
リオーネ・モンティ地区 [Rione Monti]
アルベロベッロの観光ではこのエリアが一番有名。
1000を超えるとんがり屋根のトゥルッリが建ち並びます。
そのほとんどが、お土産屋さんやレストラン、BARなどでにぎやかな街の雰囲気を楽しみたい人にはお勧めです。時間がなければここだけでもアルベロベッロの雰囲気を満喫できます。
ただ、緩やかな傾斜になっていて石畳や石段が多いエリア。
雨の日は注意が必要です。晴れていても歩き慣れた靴やスニーカーがおすすめです。
マルテロッタ広場から南に続く緩やかな坂道と階段。
モンテ・サボティーノ通りとモンテ・サン・ミケーレ通りを中心に、道の両脇にお土産屋さんのトゥルッリが並びます。
店の軒先ではお店の店主がくつろいでいる姿もよく見かけました。
サンタ・アントニオ教会(図①)
(Chiesa di Sant’Antonio)
モンテ・サン・ミケーレ通りを南にずっとのぼった左側にあるります。
トゥルッリの屋根を持っていて、アルベロベッロらしい教会です。
ちょうどイベント中だったようで、私たちは中に入ることができませんでした。
アイア・ピッコラ地区 [Aia Piccola]
アルベロベッロの中でも最も古い地区。
約400のトゥルッリが並ぶエリアで、まだ観光地化されてなく地元の人たちが日常生活を営んでいます。
賑やかなリオーネ・モンティ地区と比べるとひっそりとしていて、歴史を感じるエリアです。
この地区内はほぼ平坦で、アスファルト舗装されているところも多いです。
ベビーカーを押したり、小さな子供連れ、年配の方でも安心して歩けるエリアです。
ちょうどツアーガイドと遭遇しました。
このエリアは石を積んだ屋根までの距離が近く、どんな風に作られてるのかを間近で見ることができます。
新市街
ポポロ広場からサンティ・メディチ教会を結ぶ、コルソ・ビットリオ・エマニュエル通りを中心としたエリア。
観光客で溢れる旧市街とは異なり、地元の人が集まるカフェやレストラン、洋服や雑貨などのショップも並んでいます。
サンティ・メディチ教会は、アルベロベッロの街で一番大きな教会です。
サンティ・メディチ教会(図②)
(Santuario dei Ss Medici Cosma e Damiano)
正式名称は、サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂。
コズマとダミアーノという2人の兄弟をイメージしたというふたつの鐘楼が特徴です。
訪れたときはちょうどイベントがあっていて、中に入ると讃美歌を歌っているのを見ることができました。
トゥルッロ・ソヴラーノ(図③)
(Trullo Sovrano)
街で一番大きなトゥルッロで、12個のとんがり屋根をもつ珍しい2階建てです。
中に入って当時の生活を見ることができます。
2階からはこんな景色も。
ポポロ広場(図④)
(Piazza del Popolo)
ポポロ広場にあった無料WiFiのインフォメーション。
イタリアのSIMを入れてたら使えたらしいんだけど知らなくて、近くの警察官に「使えないんだけどー」と持って行って困らせた私たち。
ATMでお金も引き出すことができました。
illyのカフェも。歩き疲れたときにお茶しました。
スーパーもあり、1日はキッチンで自炊して晩ご飯にしました。
手前がスーパー、奥にお肉屋とチーズ屋がありました。
エコバックが必要。日曜日がお休みのようです。
絶景ポイント
写真を撮るなら絶対に午前中!!
夕方だと逆光になってしまいます。
朝一だと観光客もいなくてゆっくり撮影できるのでオススメ。
サンタルチアの見晴台
[Belvedere Santa Lucia] (図A)
リオーネ・モンティ地区を一望できる展望台で、ポポロ広場近くのサンタルチア教会の脇にあります。
マルテロッタ広場からだと、この広めの階段をのぼってすぐ右手。
アイアピッコラ地区のちょっとした路地から
(図B)
散策中、ツアー客がたくさん写真を撮っていた場面と遭遇。
ちょっとした路地なんですが、こちらからもリオーネ・モンティ地区を一望できます。
ここを訪れた時はお昼ご飯を食べた後。なので少し逆光気味ですね。
陽子さんのお店
リオーネ・モンティ地区でイタリア人の旦那様をもつ陽子さんという日本人女性に会いました。
店舗の奥に案内してもらって実際の生活空間を見せていただいたり、二階からとんがり屋根が並ぶ景色も見ることができました。
お土産屋さんを営んでいるんですが、商品のひとつひとつに日本語が。
商品によっては使用方法まで書かれていたり…興味あるものは試食までさせてもらえました。
イタリアの中でもプーリア地方の食品は、日ごろ食べているものと違う味(素材の味がしっかりしている)が多いので試せてよかったです。
写真のトリュフペーストは購入しました。
アルベロベッロへのアクセス
とっても魅力的な街なんだけど、アルベロベッロは交通がとっても不便です。
私たちは、行きはアマルフィから、帰りはバーリまで送迎をお願いしました。
バーリ空港・バーリ中央駅からは送迎車を利用した方が便利です。
(バーリの空港・中央駅からアルベロベッロへは車で約1時間)
公共交通機関を利用して旅することがお好きな方へ、
鉄道やバス、飛行機を利用する手段を記載します。
旅程の組み方を間違えると、ロスタイムが発生してしまうのでしっかりと計画することが大切です。
ローマ・ナポリ・サレルノ(アマルフィ)から
公共交通機関を利用してアルベロベッロを訪れる場合、拠点となるのはバーリです。
出発 | → 移動手段 → | 経由地 | → 移動手段 → | 到着 |
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ローマ | 飛行機 アリタリア・ライアンエアー 【1時間】 | バーリ | 私鉄 SUD-EST線 【1時間40分】 (本数は1.5時間に1本程度) | アルベロベッロ |
鉄道 Trenitalia社(直行) 【4時間】 |
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ナポリ | 鉄道 Trenitalia社(ガゼルタ乗換) 【4時間】 |
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バス SITA SUd Trasporti社 【3時間半】 |
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サレルノ | バス SITA SUd Trasporti社 【3時間半】 |
ローマ・ナポリ・サレルノからアルベロベッロへ行く場合、まずバーリを目指し、私鉄に乗り換えてアルベロベッロに到着という感じです。
交通機関の遅れがなくスムーズにいって6時間。
朝から移動し始めてお昼過ぎに到着、半日観光して宿泊…というイメージです。
日帰りは電車の遅延なども考えられるのでお勧めではありません。
■ 鉄道 Trenitalia社の時刻表検索
Trenitalia社HP…http://www.trenitalia.com/(英語・イタリア語)
■ ナポリや、サレルノ(アマルフィ近く)からバーリまでの直行バスの時刻表検索
SITA Sud Trasporti社HP…https://www.sitasudtrasporti.it/(イタリア語のみ)
“Campania”を選択。
サイトバーの “ORARI(時刻表)” をクリック。
ナポリ(NAPOLI)、サレルノ(SALERNO)、バーリ(BARI)を入れて検索(Ricerca)をクリックすると時刻表のPDFをダウンロードできます。
■ バーリからアルベロベロrまでの時刻表
SUD-EST線…https://www.fseonline.it/(イタリア語のみ)
“Partenza(出発)”にバーリ(BARI Centro)、”Arrivo(到着)”にアルベロベッロ(Alberobello)を選択し、日付を選ぶ。
“CERCA(検索)”をクリックすると 時刻表が表示されます。
アルベロベッロの駅(図⑤)
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ちょうどおなかが空いてきました。
これから陽子さんにオススメされたレストランへ行ってきます。
夫婦ふたりイタリア・クロアチア旅行【2012年10月】
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