ブルーモスクを堪能した後、目の前にあるアヤソフィアへ。
INDEX
アヤソフィアって?
キリストとイスラムの2つの宗教が同居する博物館。
最初537年にキリスト教会として造られ、その後1453年にイスラム寺院に変えられました。
そのためモザイク画が漆喰で塗りつぶされています。
537年~ キリスト教会 ビザンチン帝国時代
1453年~ イスラム寺院 オスマントルコ帝国時代
偶像崇拝は禁止のためモザイク画は漆喰で塗り固められました
1935年~ 博物館として解放
1985年~ ユネスコの世界文遺産に登録(イスタンブール歴史地区の一部として)
巨大ドームを有したバシリカ式聖堂は、「ビザンツ建築の最高傑作」と評されています。
場所は、ブルーモスクとトプカプ宮殿の間に位置しています。
入口から入るとすぐに荷物検査とX線検査があります。
そして広場を抜け、内部へ。
中は独特な雰囲気を放っていました。
少なくとも私には。
ブルーモスクが癒やされ空間だとすると、こちらは威圧感のような重たさを感じます。
大きなドーム、黒に金色のアラビア文字で書かれた予言者ムハンマドの名前を刻んだ6つの円盤、数々のモザイク画・・・今は無宗教だそうですが、複雑な宗教の痕跡をひとつの空間で見ることができるのは珍しいのではないでしょうか。
現在は、修復作業が進められ漆喰の下から黄金のモザイク画が次々と発見されているそうです。
願いが叶う マリアの手形。
柱の穴に親指をいれ一回転させると願いが叶うんだそう。
親指を入れたときに時に指が水で濡れると視力が良くなるとか、子宝に恵まれるとも言われています。
この場所だけ、順番待ちの人だかりができてて場所はすぐにわかると思います。
ここにも猫ちゃんがいました。
2階にあがるスロープ。
地位の高い人は馬で2階に行っていたため、石畳のスロープになっているそうです。
2階の回廊からの景色。
ここで3脚を立てて撮影しようとしたら怒られてしまいました。
アヤソフィアのみどころ
今は無宗教の博物館だそうですが、長い歴史の移り変わりを肌で感じられる場所だと思います。
最大のみどころは、修復作業により姿をあらわにしたモザイク壁画ではないでしょうか。
「聖母子像」
正面上部のドーム部分に聖母子像が描かれています。
アヤソフィアのモザイク画では一番古いんだそう。
「聖母子に献上する皇帝」
出口から振り向いた場所にある、聖母子とユスティニアヌス帝とコンスタンティヌス帝のモザイク画。
このモザイク画は保存状態もよく、薄暗い内部のものより光が当たる場所にあるからかとても美しく感じました。
夜のライトアップされたアヤソフィア
夜のアヤソフィアも昼間とはまた違った顔をみせてくれます。
長い歴史の様々な変化を象徴した素晴らしい建築。
宗教をあまり意識することがない私ですが、キリスト教とイスラム教との間で激動の歴史を少し感じることができ胸が締め付けられるような気持ちになりました。
イスタンブールを訪れたらぜひ、自分の足で目で肌でいろんな思いを感じて欲しいと思います。
【Ayasofya Muzesi】
Sultanahmet Meydani, Sultanahmet, Eminonu
Phone +90 212 522 1750
Open 夏季 9:00~19:00
冬季 9:00~17:00
(最終入場は閉館の1時間前)
Close 無休
入 場 料 :30TL
コメント:入口で荷物検査&X線検査あり
アクセス:トラムSultanahmet駅から徒歩4分
初めての夫婦ふたりトルコ旅行【2011年11月】
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