香港・マカオの家族旅行
マカオに来た目的のひとつは、世界遺産めぐりです。
歴史地区(22)と広場(8)のあわせて30箇所の世界遺産が、マカオ半島にずらりと並んでいます。
「マカオ歴史地区」として2005年7月に登録されました。
- 制限時間は4時間
- ラザロ地区~ 媽閣廟まで
ずっと歩くのは無理と思い、必要な場所はタクシーを利用。
30箇所のうち、17箇所の世界遺産を見ることができました。
実際に歩いた時間も表示しながら、ルートを残そうと思います。
(↓もくじが長くてすみません!見づらかったら非表示にしてください)
INDEX
今回の歩いたルート
世界遺産と見どころ【前半】
8:30にホテルを出発。
タクシーで最初の目的地に向かいます。
① 08:45 馬忌士街
馬忌士街は通りの名前。
当時のことりっぷの表紙になっている場所はどこかと探して訪れました。
マカオで一番ポルトガルの風情の残る通りと言われています。
石畳とカラフルな家々、窮屈そうに縦列駐車している風景がヨーロッパらしいですね。
② 08:51 聖ミカエル教会
パステルカラーの爽やかな色合いの教会をとりまくようにカトリック墓地が。
③ 08:55 荷蘭園商業中心
建物の作りに風情があって思わず写真に収めました。
現在はカラフルな色に塗りなおされていてさらに目を引く建物になっているようです。
④ 08:56 瘋堂斜巷
ラザロ地区のメインストリート。
幾何学模様の石畳もきれいですが、この通りに並んでいるコロニアルな建物がヨーロッパらしくておしゃれな雰囲気です。
歩いてて楽しい♪
⑤ 08:57 聖ラザロ教会
マカオで最も古い教会のひとつだそう。
レトロな雰囲気漂いますね。
ずっとまっすぐ進むと旧仁慈堂婆仔屋(旧老人ホーム)というおしゃれなエリアがあるのですが私たちが歩いた時は工事中でした。
そこを横目に進んで階段を上ります。
⑥ 09:09 聖ポール天主堂跡 [世界遺産]
ここから10分程、ツアーの大型バスが並ぶ通りに沿って歩くと左手に聖ポール天主堂跡が見えてきました。
裏側から入るルートになります。
教会は1835年の火災で焼け、ファサードのみ残っています。
壁の裏手には階段があり、ファサードの途中まで登ることも出来るそう。
朝早く訪れたつもりでしたが、すでにツアー客でいっぱい!
横から見ても、ファサードだけ残っているのが、そして倒れないのが不思議です。
大砲台への入口の矢印にそって坂道を登ります。
⓻ 09:26 モンテの砦 [世界遺産]
イエズス会の修道士によって築かれた要塞で、四方を防壁に囲まれています。
当時の大砲もそのまま残っているし触ることもできました。
私たちは歩いて登りましたが、エレベーターで頂上まであがることもできるようです。
⑧ 09:40 大三巴街
たくさんのお土産屋さんが並ぶ通り。
ただ、この時間帯はまだあまり開いてなかったです。
⑨ 09:46 聖ドミニコ教会 [世界遺産]
パステルイエローがとっても可愛い。
教会と記念撮影したいんですが、なかなか写真に収まり切れません。
⑩ 09:47 聖ドミニコ広場 [世界遺産]
教会の前の広場。広場に立ってセナド広場方面を撮影。
波型模様の石畳がとてもきれいです。
年末のこの時期はクリスマスイルミネーションが頭上に並んでいました。
ちょと市場に寄り道。
相方はこういう現地の生活感あふれる場所が大好き。
肉や魚が並んでいて私にとってはグロテスクな印象も。
こういう風景に興味あるかたはぜひ!
⑪ 10:10 セナド広場 [世界遺産]
波型模様の石畳とパステルカラーの建物に囲まれた広場で、マカオ観光の拠点になる広場。
ただ、年末の時期は噴水の場所にクリスマスのオブジェやツリーが飾られていました。
昼間はヨーロッパらしい風にアジアの飾り…とちょっとちぐはぐな雰囲気もありました。
夜はイルミネーションがとてもきれいでした。この時期は夜もオススメ。
⑫ 10:10 仁慈堂大楼 [世界遺産]
セナド広場の東側に建つ白亜の建物。
2階は博物館として見学でき、セナド広場を見下ろすことも可能なようです。
ここは夜のライトアップもとても素敵でした。
ここで前半は終わりです。
タクシーで 媽閣廟へ向かいます。
世界遺産と見どころ【後半】
⑬ 10:19 バラ広場 [世界遺産]
タクシードライバーが降ろしてくれたのはバラ広場。
媽閣廟のすぐ前に広がる市民の憩いの広場らしい。
⑭ 10:20 媽閣廟 [世界遺産]
マカオの地名の由来となったと言われる、マカオ最古の寺院です。
ここまでは外観を見るだけでしたが、ここでは中に入ってお参りをすることにしました。
⑮ 10:53 海事博物館・行政大樓
ここを北に進むと右手にお土産屋さんが並びます。
少しのぞいてみました。
干し肉(左)初体験。味濃くてとっても美味しいです。
杏仁餅(アーモンドクッキー)はほろほろしてて懐かしい味。
⑯ 11:04 港務局 [世界遺産]
水道局。以前は治安を守るためのインド人兵士の宿舎だったそう。
パステルカラーのイエローがとっても可愛い。
⑰ 11:12 リラウ広場 [世界遺産]
ポルトガル人が住み始めた場所。
おばあちゃんたちが楽しそうにおしゃべりしていました。
⑱ 11:13 鄭家屋敷 [世界遺産]
中国人の思想家の邸宅跡なんだそう。
かなり広い敷地です。入口におじさまが立っているのですぐわかると思います。
⑲ 11:29 聖ローレンス教会 [世界遺産]
マカオ最古の教会のひとつ。
中国らしい生活感のある街並みの中に突如現れます。
少しだけ中を見学させてもらいました。
ここで、ひとつの世界遺産「聖ヨセフ修道院」に立ち寄り損ねていることに書いてて気づきました。
⑳ 11:39 ドン・ペドロ5世劇場 [世界遺産]
中国初の西洋式劇場。
コンパクトな劇場ですがホワイエもあり、今でもコンサートなどで利用されている場所なんだそうです。
グリーンのパステルカラーが美しく目を引きます。
㉑ 11:39 聖オーガスチン教会 [世界遺産]
スペインのオーガスチン修道会の修道院。
内部も見学可能です。
この、 聖オーガスチン教会・ドン・ペドロ5世劇場・ ロバート・ホー・トン図書館に囲まれた広場「聖オーガスチン広場」も世界遺産のひとつです。
㉒ 11:45 ロバート・ホー・トン図書館 [世界遺産]
現在図書館として利用されている、大富豪の元別荘。
とってもおしゃれな建物だなと思ったら現役の銀行なんだそう。
㉓ 11:54 民政総署 [世界遺産]
セナド広場に面した南欧スタイルの建物。
こちらの夜のイルミネーションもとてもきれいでした。
セナド広場へ戻ってきました。
8:30にホテル出発してから3時間半の散策。
見たかった世界遺産やヨーロッパの街並みは見ることができました。
親世代や子連れの同ルート散策は可能か?
今回歩いたルートで考えると、
親世代でも足腰がしっかりしている年配の方であれば大丈夫という感想です。
途中足場の悪い場所があるので歩きやすい靴は必須です。
小さい子供と一緒でも可能かなとは思います。
ただ、後半の聖オーガスチン教会より南側は、見どころから見どころまでの距離が離れていて、歩道が歩きにくいです。
媽閣廟~ 聖オーガスチン教会付近の間の見どころをどうしても見たいなら別ですが、
そうでなければ聖オーガスチン付近をぐるりと見た後、 媽閣廟までタクシー利用で目的地をはしょってもいいかなと思います。
子連れでベビーカーを押しての散策は、場所が限られると思います。
まず、前半だとラザロ地区の旧仁慈堂婆仔屋前は結構長めの階段があります。そこがクリアできればベビーカーでの散策も可能です。
後半は、 聖オーガスチン教会付近から南下するときが結構急な下り坂。そして歩道の足場がとても悪い道が続きます。
なので後半はセナド広場~聖オーガスチン教会付近まで、興味があれば 媽閣廟までタクシー利用というのがストレスも少ないかなと思います。
散策にオススメな時間帯
やはりオススメは午前中!!
セナド広場に、午前中とお昼時と2度訪れてみて思ったのは、やはり朝早めの時間が人も少ないです。
別の機会の早朝8時過ぎに訪れたセナド広場は閑散としていました。
ただ、 聖ポール天主堂跡はすでに数種類のツアー客であふれていました。
聖ポール天主堂跡を訪れるツアー客は8時過ぎ頃から到着しているようです。
人のいない 聖ポール天主堂跡の写真を撮りたいならかなり早めの行動が必要です。
別の機会(2月訪問)の朝9時頃の聖ポール天主堂跡。
マカオでタクシー利用する場合の注意点
①行先を中国語(漢字)で表記した紙を見せる
マカオのタクシードライバーは中国からの出稼ぎ労働者が多いと聞きます。
ほぼ英語は通じません。もちろん日本語も。
なので、行先を書いた紙を見せるようにするとスムーズです。
②メーターを倒したかどうか必ず確認すること
これはマカオに限らず。
トラブルの元になるので乗車したら必ず確認すること。
③現金はできるだけ小さいものを準備しておく
お釣りを渡さないドライバーもちらほらいます。
降りるときにお釣りのことでもめるのも嫌だと思うので、あらかじめ小銭を準備してぴったりの額を支払うことをおすすめします。
④乗車拒否されることも
行先が辺鄙な場所だったりすると、乗車拒否をされることがあります。
目的地は人が多い場所を選ぶようにすると良いでしょう。
<参考に>
ホテル(MGMマカオ)から 馬忌士街までMOP20ぐらい。
セナド広場から媽閣廟まで MOP30ちょっとぐらい。
最後に
中国の日常の中に、西洋の文化や建築が自然に取り込まれているマカオ。
すぐ近くの香港はイギリス統治で、マカオはポルトガル統治だったため、近いですが同じヨーロッパ建築といってもまったく雰囲気が違います。
見どころたっぷりの世界遺産めぐりでした。
今回私たちは17箇所しか回れませんでしたが、まる1日あれば30箇所も可能だと思います。
カジノで有名なマカオですが訪れるのであればぜひ世界遺産をひとつでもふたつでも見ていただきたいなと思います。
家族の年末年始 香港・マカオ旅行【2013年12月】
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